玄米ブレンドの収穫に行って来ました!

前回のブログで書いたように、人生初の稲刈りを体験してきました。
近々に発売予定の「玄米ブレンド」に使う新米収穫のお手伝いです。
場所は埼玉県北葛飾郡にある網本欣一さんの田んぼ。
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肥料は稲作の副産物として出る、ぬか・藁・もみ穀 等を微生物で発酵させたものを使用しているため、生き物たちが息づく田んぼです。
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久々に見たトノサマバッタ
これが「田んぼから出たものは、肥料として全て田んぼに帰す」という無農薬の『循環型農法』(還元農法)といい、非常に甘みがあり美味しいお米が育ちます。
この農法が徐々に注目を集めて各地から教えて欲しいと依頼が増えているらしく、お弟子さんも数人いらっしゃいました。
その中の一人に話を伺ったのですが、
「還元農法も素晴らしいですが、この味は網本さんの人柄があってのものです。」
と田んぼを真っ直ぐ見ながらの言葉が印象的でした。
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「実るほど頭を垂れる稲穂かな」網本さんはこんな方だそうです。
良い天気の中、10時から稲刈り開始!
網本さんに簡単に手ほどきいただいたのですが、稲刈りは刈る方と束ねる方の2人1組で行います。
機械化される前は、ほとんどお爺さんが刈り、お婆さんが束ねる方だったそうです。
何千年も前から人類で絶え間なく行われてきたこの作業。
私の祖先も間違いなくやってきた稲刈りを40歳にして初体験です。
まずは稲刈り。
カマで足を切らないよう大きく開き、左手に稲を持つ。
足の間に引いたカマが来るよう右手で稲をスパッと刈ります。
刈った稲はそのまま左手に持ち、次の稲をまた左手で掴みカマで刈る。
左手が刈った稲で一杯になると稲を置く。だいたい5~6束で一杯になります。
また同じ作業を繰り返し、稲の束が左手に一杯になったら先ほど置いた稲の上にクロスになるよう置きます。これをひたすら繰り返す・・・
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腰が高~い!
もう一人は、置かれた稲をクロスした部分に藁を巻きつけ縛ります。
こっちは昔から女性の仕事だったんですね。
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笑顔ですが、なかなか上手く結べません・・・
稲はザクッザクッと想像以上に気持ちよく刈れます。
ただ、腰と太ももにかなりの負担が・・・。
縛る方はなぜだかツメが痛くなります。
しかし、古の血が騒ぐのかとにかく楽しい!!
そして急速に腹も減ります。
藁で縛った稲はそのまま吊るして1週間ほど乾燥させます。
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よく見る光景。だからクロスに結ぶんですね。
待ちに待った昼飯は、農家ならではのメニューで
心底日本人で良かったと思える美味しいものでした。
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豚汁と新米のおにぎりとキムチにたくわん
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玄米ご飯とフキ味噌。これだけでめちゃくちゃ美味い!!
玄米と白米の違いですが、
籾殻を取っただけのものが玄米。
玄米の薄皮を剥がし精米したものが白米です。
玄米が身体にいいといわれる所以は、
白米に精製する時に取り除く部分が最も栄養素(食物繊維・カルシウム・鉄・ビタミンB1.B2.E 等)を含んでいるからです。
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右側の2粒は籾殻を手で取った玄米
その裏付けとなったのが倉庫。
白米には虫が付かないので、そのままの状態で保存していますが、
玄米は栄養価が高いためそのままだと虫が付くので冷蔵庫で保存しています。
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《白米の保存》
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《玄米の保存》
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ひんやり涼しかった~
倉庫の中にはちょとしたプラントがあり、このプラントを通して玄米になります。
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《3台の玄米の精製プラント》
玄米の精製に3つのプラントがあるのは稀だそうで(通常は1台)、このそれぞれのプラントで虫食いなどの玄米を省きながら精製し、質の高い玄米だけを出荷しています。
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選び抜かれたセレブな玄米。ツヤが全然違います!
もったいないですが、ここで約30%のも玄米を省くとのこと。
ただし、省かれた玄米は捨てるのではなく、さらに選別して煎餅などの加工食品や来年の肥料として使うそうです。
さぁ、今年収穫したものが玄米に精製されたら当店も「玄米ブレンド」の発売します。
商品名は『網本玄米ブレンド』。
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網本欣一さんと
網本さんが手塩にかけて育てたブランド玄米の甘みと芳ばしさを引き出し、
焼きたてコーヒーと合体させる完全オリジナルのブレンドです。
勿論玄米もご注文後に焙煎し、コーヒーと同じ焼きたての状態でブレンドします。
別々に焙煎するので手間はかかりますが、それだけの価値のある商品だと自負しています。
皆さんに飲んで頂きたいので、価格はギリギリのラインで設定する予定。
楽しみにしていてくださいね!!
自宅で白米に混ぜて焚いたらめちゃくちゃ美味いので、
「網本玄米ブレンド」だけでなく「網本玄米」も売り出そうかな~と思い始めてます。
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刈った後の稲。子供の頃はこの上を踏んで歩くのが好きでした。
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玄米ブレンドの収穫に行って来ました!” に対して1件のコメントがあります。

  1. 折口みゆき より:

    玄米ブレンド楽しみにしています!身体にもよさそうですね。

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