北京五輪で日本のラーメン屋が悲鳴!?

「風が吹いて桶屋が儲かる」じゃないですが、
北京オリンピックが開催されたことで、
日本のラーメン屋さんが悲鳴を上げています。
その原因がコーヒー。
オリンピック前に北京は国際的な都市を目指すべく、いろんな海外のお店を招致しました。
その中で最も影響があったのがスターバックス。
もともとコーヒーを飲む習慣があまり無い中国人に強烈なインパクトを与え、
特に若者を中心にコーヒーとカフェ文化をファッション感覚も後押しして一気に広めたのです。
中国が動くと世界が動く。
スターバックスは中国でもかなり強気の価格設定なので、
コーヒーのイメージは高級でオシャレな飲み物。
そこに目をつけた中国人がスタバより安いカフェやコーヒーを提供すれば儲かると考え、
豆の仕入先を探したところ白羽の矢が立ったのがベトナム。
アフリカや南米に比べて豆自体が安いことと、陸続きなので輸送コストが下げられるのです。
それまでベトナムは生産した豆のほとんどを国内で消費していました。
中国の買い付けが始まると、ベトナムの生産量と輸出量がぐんぐん増え、
あっという間にコロンビアを抜き世界第2位のコーヒー豆生産国に。
これで日本のラーメン屋が泣く破目になったのです。
それまでコショウを作っていた畑の多くがコーヒー農園に鞍替えしたのです。
理由はその方が圧倒的に儲かるから。
それまでベトナムの農産物といえばコショウだったのが、
コーヒーに変わりつつある今、コショウの価格は急騰してラーメン屋さんの仕入に直撃しました。
石油の高騰、気候変動による不作、途上国のインフレなど、コーヒー豆の価格がこの先上がる理由は多々考えられますが、中国がコーヒーを飲み始めたことにより、世界的な品不足になる可能性があります。
私はそれがコーヒー豆価格の高騰を招く一番の要因だと思ってます。
北京オリンピックで悲鳴を上げるのはラーメン屋だけでなく、
全世界のコーヒー愛飲家やカフェなのかも・・・もちろん焙煎店も。
リーマンショックならぬ、北京五輪ショックなんて今更起きなけらいいんですけどね。
本日の看板ネコ ピーコ ♀
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今日は暑いニャ
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