ピーコに捧ぐ

昨日(11月18日)の11時頃、
当店の看板ネコであったピーコが息を引き取りました。
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平成元年生まれ。
22年と6ヶ月の生涯。
その最期は、ピーコらしく静かに、そして美しくやって来ました。
私との出会いはこの仕事を始めた平成18年7月。
既におばあちゃん猫でした。
私が小6の時に大阪の実家で飼いはじめ、19年生きた「ユキ」という愛猫に
あまりにもピーコが似ていたので、一目見て狐につままれたような感覚に。
時空を越えてユキ(似の猫)と新たな仕事場で再会出来たことに
運命的なものを強く感じました。
それまで倉庫だった部屋が店に変わると、
ピーコは兄猫のキョウスケ(H.20.7他界)とよく遊びに降りてきます。
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KINGキョウスケ
最初は猫を嫌がるお客様もいらっしゃるだろうと、
降りてこないように教えたのですが、もともとの主は2匹の方。
手作りのスタッフカードを首にぶら下げて店員ということにしたら大人気に。
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道行く人も店頭に鎮座している猫の姿に立ち止まり、
そのままお客様になってくださった方も数知れず。
気付けば「猫のコーヒー屋さん」と呼ばれるようになっていました。
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2匹でお客様待ち         左:ピーコ 右:キョウスケ
さよならキョウスケ
顔を出さない時には「今日はピーコちゃん居ないの?」
というお客さまが今も沢山いらっしゃいます。
キョウスケが他界してからも、ピーコはめげずにお仕事を続けてくれました。
子供にどれだけ撫ぜられても微動だにせず。
お店がヒマな時は、入り口に立ちお客様の呼び込み。
ご来店時には「ニャ~」の一声。
お客様が自分に興味がないと分かったら直ぐに退散。
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お客様を待つピーコ
本当に優秀なスタッフでした。
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心温まるエピソードも沢山あります。
《当店の看板ネコ》
《働き者のピーちゃん
《ピーちゃんの逆襲》
毎朝出勤すると店長(飼い主兼家主)とピーコに挨拶するのが私の日課だったのですが、今日から「おはよう」は1回で終わり。
『寂しい』や『ありがとう』の言葉では簡単に表現できない想いがあります。
お客様については、
頭をなでてくれてありがとうございました。
「ピーちゃん」と声をかけて下さってありがとうございました。
ピーコと関わってくれたすべての方に
ご報告とお礼を申し上げます。
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仲良しフェンディ君との2ショット
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初めてのワンちゃんとの遭遇に固まるピーコ
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ピーコのプロ魂溢れる奇跡の1枚
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仕事中居眠りをするピーコ
これまでのブログには、毎回ピーコの写真を載せてきましたが、
今回が最後になっちゃいますね。
私が一番好きな写真↓
見ているだけで心穏やかになります。
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今頃は天国でキョウスケと・・・
キョウスケ♂(前)とピーコ♀(後)
誰がために 命ある
人の気の向くまま 心任せに
言わず 語らず 涙一つせず
生まれて此の方 ただひたすらに
命あずけ 一生をささげ 世を去る
せめてもの慰めに これくらいは
その命 永久に 心に刻む

(作者不詳)
やっぱり言わずにはいられません。
『ありがとう!ピーコ。本当にありがとう!』
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ピーコに捧ぐ” に対して 2 件のコメントがあります

  1. 南千住住人 より:

    ピーちゃん、いい猫でした。安らかにお眠りください。

  2. 天王洲の住人 より:

    ピーコちゃん、天国へ旅立っていったんですね・・・さびしいけれど、きっと天国でも珈琲の焙煎の香りを嗅ぎながら、御昼寝しているんでしょうね。

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