この仕事は退化か・・・

W杯も全64試合を終え、
アフリカ大陸初のビッグイベントもスペインの初優勝で幕。
年収がウン十億、移籍金がウン百億の選手達が本気になると、
どれだけ上手く、どこまで凄いかを存分に堪能しました。
私の応援するドイツも今までのプレースタイルに上手さを加えた新生ドイツとして、
十二分に魅了してくれました。
決勝まで行って欲しかったものの、今となれば満足です。
「もうお腹一杯」
これが私のW杯に対する今の心境です。
ここのところ忙しい日が続き、ブログの更新が全く出来ませんでした。
父の日ギフトからお中元シーズンに突入し、
朝から晩まで焙煎機をフル稼働させています。
昼食は食べたり食べなかったり。
食べたとしても焙煎しながら5分で済ませます。
店でストーブを焚いているようなものなので、
夏場に焙煎機の前に立つのは本当にあつい。
顔と手には汗でコーヒー豆の薄皮(チャフ)が張り付き、頭を下げるとハラハラと降ってきます。
チャフが目が入るとものすごく痛いのですが、豆油のついた手で目をこするとそうれがもう・・・。
焙煎機とPCを何十往復して、なんとか佐川急便への最終出荷に間に合わせた後は、ほんの少しの時間腑抜けになります。
ボーっとして何もしない。ただ息をしているだけ。
完全に仕事スイッチがOFFになります。
そんな時、ふと昔を思い出します。
サラリーマン時代は毎晩遅くまで残業し、
昼間は1都3県を飛び回る忙しい日々を過していました。
勿論スーツを着てネクタイ締めて。
「俺、なにやってんだろう・・・Tシャツに油まみれで。退化してるか?」
「お金を稼ぐって大変だ・・・」
そんなことを考えたりします。
そして、
「昔も忙しいと思ってたけど、なんでそんな風に思ってたんだろう。」と思うのです。
昼飯は毎日食べてました。
移動時間がありました。
オフィスでは冗談を言って笑う余裕がありました。
仕事に直結した時間だけを抜き出すと、
1日にいったいどれだけの時間になるのか。
今は、店に入ってから最終出荷まで無酸素運動で一気に走り切りるような感じです。
頭と心と手足をフル回転。
サラリーマン時代にリフレッシュツールであったコーヒーは、今や飲むことも仕事。
そんな1日が終わり、一息吸って店を後にする時、
言いようも無い充実感と達成感が身体の芯から沸いてきます。
「仕事に退化も進化もないわ。お客さまがいるかいないかや。」
自然とそんな言葉が出てきます。
「お客さま、居てくれてありがとう!!!!」
そして、
帰り道にある銭湯に一度行ってみたいと思うこの頃です。
本日の看板ネコ ピーコ♀
Image246.jpg
だったらW杯見ずに早く寝ればいいニャン
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