美味しいコーヒー豆を育てる条件

たまに「日本でもコーヒー豆って作れるんですか?」という質問を受けます。
その答えですが、
コーヒー豆の中でも最高品種であるアラビカ種は
以下の条件が重なったところでしか栽培できません。
①南緯25°~北緯25°までの熱帯の高原部
このエリアを『コーヒーベルトゾーン』と呼んでいます。
②年間平均気温が18~25℃で湿度が低い場所。低温は最大の敵。
③年間総雨量が1600~1800ミリ前後。
④海抜600~2500m。
⑤有機質に富む土壌。火山灰が最適。通気性が良い土地。
⑥日射が良い。日射が厳しいところはシェードツリーを周りに植える。
⑦水はけが良い。
⑧東、もしくは東南方向の斜面
⑨収穫期に晴天で乾季、実がなる時は多雨な雨季。
このような条件が重なったところでしか、質の高いコーヒー豆が栽培できません。
条件が整っていても、干ばつや害虫の発生、霜、
収穫期の多雨や大幅な気候変動などがあると、
その年、その栽培地でのコーヒー豆の収穫がゼロになることも多々あります。
なかなかコーヒー豆の栽培は大変なんですね。
いい加減な栽培だと、絶対に美味しいコーヒー豆は作れません。
農園の方々が日頃からきめ細かい作業を繰り返し、
やっと収穫を迎えるものなのです。
ですので、コーヒーは何気なく飲むものではなく、
私は心して飲むようにしています。
今日の看板ネコ
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今日はよそ行き・・ピーコ♀
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春のうたたね(なんか人っぽい?)ピーコ♀
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