コーヒーを愛した世界の文化人の共通点

今日はちょっと毛色の違うお話です。
コーヒーは昔から多くの作家、音楽家、芸術家の想像力を刺激し、
愛飲されてきました。
コーヒーと芸術は切っても切れない関係なのです。
そんな事例をご紹介します。
まずは有名なバッハ(1685〜1750)が作曲した
「コーヒー・カンタータ」(静かに黙って、おしゃべりしないで)
を紹介します。
この曲は1732年に作られたものですが、
当時ドイツではコーヒーハウスに出入りする人が増え、
それに対し、コーヒー反対論を唱える人が出てきました。
コーヒー好きであったバッハは、
コーヒー擁護の意思表示として作った曲であると言われています。
当時の即興詩人ピカンダーの詩に作曲したもので、
朝からコーヒーばかりを飲んでいる娘に、
頑固な父親が、
「コーヒーなんか飲んでばかりいないで、
早くいい人を見つけたらどうだ」と言うと、
娘は、
「コーヒーを飲ませてもらえないならお嫁には行かない、
洋服も欲しくない」そして、
「おお!コーヒーの味わいのなんて甘いこと!
千回のキスより愛おしく、甘いワインよりはるかに美味しい!」
と答えます。
父親は怒り出し、
「お前がコーヒーを飲むことを止めないのなら、
婚礼の式も挙げてやらないし、家から一歩も出してやらないぞ」
と言えば、娘も、
「ええ、いいわ!でもコーヒーは飲みますわ」
などやり取りする作品です。
バッハの次世代として注目されたベートーベン(1770〜1827)も
かなりのコーヒー好きで
1杯のコーヒーを淹れるのに
豆はキッチリ60粒と決めていたといいます。
この60粒というのが約10gで現在の抽出方法と
よく似ています。
コーヒーだけは家政婦に淹れさせるのでなく、
自分で淹れていたそうです。
作家としてはフランスのボルテール(1694〜1778)が
まずあげられます。
啓蒙主義の代表者で、彼は度々投獄されました。
代表著書は「哲学書間」「哲学辞典」「ルイ14世の世紀」
などがありますが、
彼は1日に72杯もコーヒーを飲んだと書かれてあります。
またバルザック(1799〜1850)も有名で、
彼は夕方6時から12時まで寝て、
その後はぶっ続けで仕事をしたそうです。
その間に自分を刺激するためにコーヒーを飲むのが習慣で
1日50〜60杯飲んだと言われています。
ウイーン会議の立役者だったフランスの外相タレイランの
「悪魔のように黒く、地獄のように熱く、天使のように優しく、
恋人のように甘く これがコーヒーである」
という言葉は有名です。
他にも「老人と海」で知られるアメリカのヘミングウェーや
ドイツの鉄血宰相ビスマルクなどもコーヒー好きで知られています。
昔から歴史に残る名作を生み出した傍には
コーヒーがあったんですね。
それは
想像力や集中力、そしてパワーを生み出す源として
長年愛飲されてきました。
彼らに共通することは、
皆、自分でコーヒーの豆を生から煎っていたという事。
新鮮なコーヒーだから1日に何杯も飲めたのかもしれません。
時間と場所を越えて、
今、同じコーヒーをあなたも飲んでみませんか?
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コーヒーを愛した世界の文化人の共通点” に対して 4 件のコメントがあります

  1. tou より:

    こんばんは。
    よく夫婦で買いに行っている者です。珈琲がとてもおいしいのはもちろん、キョウスケ君(19歳)も魅力的です。
    アメフトやってたとは知りませんでした〜。
    ポジションはどちらだったのでしょうか。。

  2. 店主 より:

    いつもありがとうございます!
    キョウスケは気分屋なのですが、
    最近は店のマスコットとしてよく働いてくれています。
    自覚が出てきたのでしょうか・・・(笑)
    これからも是非可愛いがってあげてください。
    アメフトは大学から初めて12年間プレーしてました。
    ポジションはランニングバック7年と
    スロットバック6年です。
    アメフトはお詳しいのですか?

  3. tou より:

    ランニングバックですか。すごいです。
    アメフトは、プロボウルを読んだり、衛星でNFLを見たり、ゲームのマッデンやったりするただのファンで、技術的には全然詳しくないです。。木下選手にはがんばって欲しいですね。

  4. 店主 より:

    そうなんですか。
    なかなかアメフトは携わっている人以外で
    知っている人は少ないんですよ。
    お客様にアメフトを知っている方が
    いらっしゃるなんて嬉しいです。
    木下選手には
    是非今まで誰も越えられなかった壁を
    越えてほしいですね。
    彼は学生時代から知っている選手なので
    私も注目しています。
    もしよければ
    次回ご来店頂いた時にお声がけください。
    アメフトの話ししましょう。

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