自戒の念を込めて

今年に入ってから、忙しい日が続いています。
通年だと12月がピークで、1月2月は比較的落ち着くタイミングなのですが、
今年はランチ時の王将の厨房状態が終日続いています。
気になっていたブログも2月はとうとう1回の更新に。
しかしながら当初はこんなことを夢見てました。
「忙しくて忙しくて、最終出荷に間に合わせるため、
時間との戦いになるような日々を過してみたい。」
長い間、そう思って仕事をしてきましたが、
その言葉に現状を当てはめると、たぶん「マル」です。
でも、本当にこれがそうなのか?それが今なのか?
強い違和感を感じていたのですが、その理由が嫌というほどわかりました。
とうとう恐れていたことが立て続けに起ったのです。
お電話で承ったお客さまのご注文の出荷を忘れてしまいました。
FAXのインクがなくなっていることに気付かず、
交換したら3日前からのご注文が流れてきました。
即、平謝りです。
極めつけが、ドリップパックの封の閉じ方が甘く、
粉が銀色の豆袋の中で散乱した商品をお客様に送ってしまったことです。
しかもプレゼント商品。
24個入りのドリップパックは、一つでも粉が漏れればとんでもない状況になります。
贈り主さまへの感謝とワクワク感で封を開けた瞬間、
ドリップパックの上に粉が散乱している光景を目の当たりにしたお客さまはどんな思いをされたのでしょうか・・・。
申し訳なさ過ぎて、思考回路が止まります。
溜め息交じりで天を仰きました。
私は、日々の仕事の中でこのようなミスが起こることを予見していたのかもしれません。
一つ一つ手作業で行うドリップパックの袋とじだけに、
忙しさが原因で生じた失敗に他なりません。
本当に申し訳ないことをしてしまったという思いでいっぱいでしたが、
同時にこの事実を教えてくださったことに心から感謝してます。
もしかするとこれは氷山の一角で、
他に忙しさからくる失敗が沢山あるかもしれません。
私が知らないだけで・・・
教えてくださるお客さまばかりではない・・・
通販はこれが怖い。
忙しくなると雑になる。これじゃ話になりません。
こうなることを目標に仕事をしてきたわけではないので、
まだまだ道のりは遠いことが分かりました。
どんなに忙しくてもミスの無く、
最高に美味しい珈琲を提供し続ける。
それでこそプロ。
(やっぱり王将は凄い)
この店を支えてくださっているお客さま方には、
常にプロでありたいと再認識させてくれた事件でした。
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