焙煎機VSエアコン

この季節、3坪足らずの店の中では、
焙煎機の放つ熱気とエアコンの攻防が繰り広げられます。
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もちろん私は設定をマックスにしたエアコン(彼)を熱烈に応援。
昔は1週間に1度だったフィルター掃除も今年は3日に1度になり、
先日はスプレー缶のエアコン洗浄もして、
彼が頑張りやすい状況を整えてあげました。
そんな彼も当初は、
「いいのか~ そんな設定にして。風邪引くぞ~」
と息巻いていたことでしょう。
しかしながら、
強冷風を送っても送っても涼しくならないこの空間に、
「あれ?ダイキンの工場で聞いてた話と違うぞ??」
「これは思っていたより手ごわい」
「俺、とんでもないところに来てしまったのかも・・・」
「あかん しんどい・・・」
なんて思っているのかもしれません。
それでも健気に休まず強冷風を送り続けてくれる彼に、
私はライバルの焙煎機の前に居ながらも心の中でエールを送ってます。
一方焙煎機の方は、
焙煎時の釜の中は300度近い高温になります。
熱伝導しにくい素材で周りを覆っているものの、
そんなのお構いなしで、ここかしこから熱風を吹き上げます。
その実力は、真冬でも暖房を点けずに乗り切れるほど。
冬はストーブを兼ねる心強い味方になるのですが、
夏はこれがもう・・・。
また、焙煎機は彼に対して熱以外の攻撃(煙攻撃)も仕掛けます。
焙煎機からモクモクと上がる煙は彼のフィルターに吸い込まれ、
その目をふさぐホコリになるのです。
そしてジワジワと彼のパフォーマンスを落としていきます。
結果として、この対戦はいつも焙煎機に軍配が上がります。
現在店の温度は32度。
全ては業務用のエアコンを買わなかった私の責任。
ご来店のお客様と彼にお詫びします。
私が暑いなど言えた立場ではございません。
でも、焙煎機の前は本当に・・・
本日の看板ネコ ピーコ♀
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暑いのでスリラー寝にゃ

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