負から生まれるモチベーション

『今の仕事に自信が持てるか?』
そんなことを気付けば自問自答している性格の私は、
その度に「まだまだやな~」と悲観的な結論で締めくくる。
その基準は自分の中にあるものですが、
それがけして高いとも思わない。
前職なら「プロとしての自信がある」と即答していたこの問いも、
独立したのにそう言い切れない不安が常に頭の中にあります。
掴んだと思ったらまた遠のく。
いつもこの繰り返し。
その不安を解消するために日々焙煎機に向かっていると言っても過言ではないのですが、3年半経った今でもそれはいつもの場所に鎮座していている有り様です。
そんな中、『美味しい』というお言葉を頂く機会が増えているのも事実。
このありふれた言葉が、この仕事に就く私にとって天にも昇る気持ちにしてくれるのですが、その度に「美味しい」の言葉の陰に隠れた『美味しくない』という、私にとって聞こえ難い存在を感じるんです。
ひとつの「美味しい」の言葉の裏に10の「美味しくない」が潜んでいるんじゃないのか。
そう思うと背筋が伸びます。
いつも愛飲していただいているお客様には不安になる内容かもしれませんが、
実はそんな気がしてならないのです。
と、同時に
そんな私の珈琲を選んで買ってくださるお客様に心から感謝をします。
そしてお客様に心からの笑顔で接することが出来ます。
負から生み出す集中とモチベーション。
これに疲れず突き詰めていくのが私のスタイルだと最近わかった気がします。
だから今年もすごく不安な1年でした。
また、この不安との付き合い方を知った1年でした。
来年もこの不安が解消されることは無いでしょう。
「美味しい」言われるたびに不安になっていく。
この性格が変わらない限り、これを武器にするしか無いと知った2009年でした。
今日の看板ネコ ピーコ♀
Image071.jpg
彼氏のフェンディ君にゃ
カメヤマ珈琲HPのTOPに戻る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です