コーヒー飲用の最高年齢者

コーヒーについては、
世界中の様々な文献でその当時の記録が残っています。
「コーヒー学入門」(著:広瀬幸雄)から
『コーヒー“いちばん”物語』の一部を紹介すると・・・。
◎コーヒーを記録した最初の人。
アラビアの医者であるラーゼス(865~925)が世界で始めてコーヒーについて
備忘録のようなものに記した。
「バンカムは刺激的で、サッパリとした味を持ち胃に非常に良い」と書いています。
当時、コーヒー豆を「バン」といい「バンカム」とはそれを煎じた汁のことを言っていました。
◎世界初のコーヒー店
現在名前の残っているコーヒー店で最古のものは、
1544年コンスタンチノープル(現イスタンブール)にオープンした「カフェ・カーネス」。
店内では色々なショーが催され、1杯のコーヒーの値段で見られることから、
誰も知らぬ者はいなかったと紹介されています。
◎コーヒー飲用の最高年齢者
コロンビアが1956年に世界郵便連合記念で発行した切手にある顔写真の主が、
その時167歳の高齢者。
印字されている文字には、『心配せずコーヒーをたくさん飲みなさい。
タバコは上等な葉巻をどうぞ。ジャビエル・ペレイラ、167歳』と書いてあります。
◎世界初のコーヒー宣伝ビラ
1652年ロンドン最初のコーヒー店「パスクワ・ロッセ(パスカ・ロゼー)」では、
開店時にコーヒーの宣伝ビラを出した。
それには、『さてもその効能とは、何よりも胃を引きしめ、その熱を去り、
おおよそ消化の助けとなるものから、午後3~4時ごろ用いるのが良いが、
朝ならば一層良い。また、速やかに精神や気持ちを爽快にし、
眼病にはその湯気を当てれば効き目がある・・・』と書かれています。
眼病に効き目があるなんて・・・
ちょと怪しい・・・。
でもコーヒーを知らない人たちにこのような説明をして
気を引こうとしていたんですね。
美味しいというよりは、
身体に良い飲み物として紹介されているのが印象的です。
また、1657年5月26日発行の週間新聞「パブリック・アドバイザー」に
世界最初のコーヒー店の広告が掲載されました。
そこには『コーヒー店開店。元取引所の裏通り、パリロミ街でコーヒーという
飲み物が販売されます。この飲料は健全な色と、優れた味と香りのあるものです。
この飲料は胃腸を強健にし、身体を温め、消化を助け、精神を爽快にし、・・・
販売時間は朝と午後3時からです。』と書かれてあります。
今日の看板ネコ
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お客様に抱っこされるキョウスケ♂
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