焙煎機に有終の美を

10年半、毎日一緒に頑張ってきた2号機の焙煎機。
当店オリジナルの焙煎機として頑張ってくれました。
私の右腕として、いや半身として来る日も来る日も焙煎をし続けてくれました。
焙煎機は焙煎店の命ですから豆にメンテナンスをしてきたのでまだ元気。
ただ、壊れたら商売できない。
その前に決断しなくてはなりません。
10年前に納品された2号機

納品当時の2号機

正面

現在の焙煎機

正面

たまに故障もしましたが、焦る気持ちを抑えてつつ、大汗かいて修理しました。
焙煎士は半分機械屋です。
今回ばかりはダメか?と何度思ったことか・・・。
直った時にはホッとして「良かったな~」と焙煎機を撫でて気持ちを伝える。
平日だけでなく、休みの日もどうやったらこの焙煎機でもっと美味しい珈琲が焼けるかばかりを考えてました。
焙煎機の気持ちになって、コーヒー豆の気持ちになって・・・
もうすぐ進化したオリジナル焙煎機が納品されます。
あと2週間。
これまでの頑張りに感謝の気持ちを込めつつ、有終の美を飾らせてあげたい。
今は一回一回の焙煎が愛しい。
最後まで一緒に頑張ろうな。
でもやっぱり寂しいな。

 

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