知っておきたいブルマンが高価な理由

コーヒーに詳しい人でなくても、「ブルーマウンテンNo.1」(以下ブルマン)と聞けば、なんとなく高級そうな印象を受けると思います。

実際高価な豆で、当店でも仕入は平均的なアラビカ種の豆と比較して10倍以上します。

当店のブルーマウンテンの生豆

なぜこんなに高いのか?それだけ美味しいから?

当店の一般的な生豆

いやいやそれだけではないのです。

他国で生産されている豆は、ほとんどが個人経営の農園で栽培されているのですが、
ブルマンはジャマイカ政府が徹底的に栽培の管理をしています。

国が関わることにより、毎年安定して質の良いコーヒー豆が収穫されます。
また値崩れしないよう、収穫量が制限されているため常に希少性が高く、
そのためブルマンの名声もゆるぎないものとなっているのです。

栽培できる場所は国が定めたブルーマウンテンの一区画。
そこで収穫されたものしかその称号は名乗れません。

政府は目先の外貨獲得のため、安易に区画を広げなかったことが、
キングの座にこれだけ長く君臨し続けている理由でもあります。

また、標高が高いほどコーヒー豆は美味しいといわれる中、
その区画は世界中のコーヒー農園の中でも最高峰にあります。
標高が高く急斜面ということもあり、
コーヒーの栽培や収穫に必要な機材が入ることが出来ないため、
ほとんどを手作業で行っていることも高価格の理由のひとつです。

そんなブルマンの最もお得意様なのが日本。
欧米でジャマイカがコーヒーの産地であること知らない人は少なくありません。

「King of アラビカ種」のブルマンは、その個性を味わうため比較的浅めにローストします。
甘い香りと軽快な口当たり、やわらかい苦味と奥行きのある味わいを楽しむこの豆を深焼きするには勇気がいります。
ですのでエスプレッソやカフェオレがスタンダードで深焙煎を好む欧州では、こんな高価な豆の需要が無いのです。
ジャマイカ政府としてもフレンチやイタリアンローストのような深焙煎をされるのは本意では無いでしょう。

日本は軟水だからブルマンの良さを最大限に味わえるんですね。

いつかはブルマン!
いいことがあった日にはブルマン!そんな位置づけにこも豆を置いている人もいるかと思います。

その時はブルマンブレンドではなく、100%ブルーマウンテンのストレートコーヒー。
価格だけのことはあると思うか、思わないか、それはあなた次第です。(笑)

※東京書籍から出版された「くらべる値段」にブルーマウンテンと他の豆との差について書かせていただきました。

くらべる値段の表紙

ブルーマウンテンについて書かせていただきました。

 

《ブルーマウンテンNo.1》

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