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ただ、コーヒーを飲むのに一番重要で、且つ最も知られていないのは、「コーヒー豆は酸化する」ということです。
コーヒー豆は焙煎してから酸化が始まります。
よく「コーヒーは挽きたてが美味しい」と聞きますが酸化した豆を挽きたてで飲んでも酸化したコーヒーです。
コーヒーは酸化すると、エグ味や雑味が出てきて香が失われます。
また飲み過ぎると胸やけがしたり、胃もたれたりするのはこの酸化が原因です。
賞味期限は焙煎してから約1年くらいですが完全に酸化してしまうのは焙煎してから豆のままで1ヶ月、粉に挽いて2週間とも言われています。粉に挽くと空気と接する表面積が多くなるのでその分酸化が早まります。
国内で流通している豆の大半が人件費の安い産地で焙煎されています。
焙煎すると豆は水分が飛び軽くなるので、その方が安く大量に運べたりもします。
船便で1ヶ月以上かけて日本に荷揚げされ、そこから倉庫で保管され、流通に乗り、店で販売されたり消費されたりするまでを考えると、ほぼ日本で流通しているコーヒー豆は酸化しています。
日本人はお寿司に2種類あって、板前さんが注文後に握ってくれる店もあれば回転寿司もあることを知っていま
す。消費者は美味しい寿司を知っていて、気分や財布と相談して回転寿司を選んだりしています。
それはそれで寿司に選択肢があっていいと思います。
ただ、海外で乾燥したネタが並んでいる回転寿司しか知らずに、それが本来の日本のお寿司の味だと思っているとしたら残念なことです。コーヒーはそれに近いと思います。
自分が酸化しているコーヒーを飲んでいるという自覚が無く、これがコーヒーだと思っている。
私もそうでした。
酸化する前の新鮮なコーヒーを一度飲んでほしい。
これだけ飲まれているのだから本当のコーヒーの風味と味を知っていただきたい。
新鮮なコーヒーはカラダにもいいんです。劇的に違うものではないかもしれないけど、どなたにもその差は分かってもらえると思います。だから生豆しか置かず注文をいただいてからその量だけを焙煎する店を開きました。
これ以上新鮮なコーヒーは無いはずです。
どうせ飲むなら新鮮なコーヒーを飲んでいただきたい。
経験していただいて損は無いはずです。 |